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東宝と夢のコラボ!研究所が設立した「東宝スタジオラボ」に潜入
2020.11.10

東宝と夢のコラボ!研究所が設立した「東宝スタジオラボ」に潜入


バンダイナムコ研究所は今年2月、東宝スタジオの中に「バンダイナムコ研究所 東宝スタジオラボ」を設立しました。東宝スタジオといえば、数々の著名な映画やドラマの撮影に使われてきた撮影スタジオ。バンダイナムコ研究所は一体なぜ、どういう目的で「東宝スタジオラボ」をつくったのでしょうか。

 

 

きっかけはゴジラとパックマン?始まりは偶然の出会い

バンダイナムコと東宝スタジオの出会いは偶然でした。きっかけは、20185月に日比谷で開かれた「Godzilla Nights(ゴジラ・ナイト)」。東宝が手掛けた映画「シン・ゴジラ」の等身大のゴジラ(118.5メートル)をMRを使って出現させるというイベントで、ゴーグルを掛けると、まるで本物のゴジラが日比谷に現れたかのように見えるのです。東宝のCG技術や音声技術を活用し、マイクロソフトと協働して実施した企画でした。

バンダイナムコグループのメンバーはこのイベントに参加し、そこで東宝のスタッフの方々と出会います。映画とゲームという違いはあれど、CGXRなど共通点も多い両者。意気投合し、今度はバンダイナムコが東宝の方々を招き、現実世界のパックマンのゲーム「PAC IN TOWN」を体験してもらうことになりました。

こうしてやりとりが始まり、交流を重ねていったバンダイナムコと東宝。(取材時)バンダイナムコ研究所の研究員・本山博文(もとやま・ひろふみ)さんは「2019年4月に東宝スタジオのお花見に参加したんです。別の会社なんですけど、もうすっかり関係が深まっていましたね」と笑います。

▼交流の一環で東宝スタジオの見学に訪れたバンダイナムコのメンバー(2018年8月)

バンダイナムコ研究所が設立されたのが、ちょうどその頃。設立の目的のひとつは共創であり、外部のクリエイターや組織と共に新しいエンターテイメント体験を創り出すことでした。

「東宝スタジオは日本最大級のスタジオ。設備が充実していて、経験豊富なクリエイターも集まっています。研究所の最適なパートナーになるのではないかと思いました」(本山さん)。

 

東宝スタジオが全面サポート!施工から完成まで

これらのタイミング重なり、2019年秋に「バンダイナムコ研究所 東宝スタジオラボ」の設立が決定。施工を担当したのは東宝スタジオで撮影セットの制作などを手掛ける東宝映像美術、吉田美術、ハヤサカデザインでした。

映画の撮影では、短い期間で高品質のセットを制作することが求められます。そのノウハウを存分に発揮し、建物の空き部屋だった2室をたった2ヶ月で東宝スタジオラボに変身させてしまったそう

ラボは全部で2室あります。「実験室」には、ドアや壁で囲まれた円形の空間があり、人体の3Dスキャンができるほか、ドーム型のスクリーンとしても活用できます。隣の「試作室」は一見普通のオフィスの1室に見えますが、コンテンツの試作開発や、センサーの検証実験などができる設備が整っています。

 

 

ちょっぴり渋い「バンダイナムコ研究所」の表札 実は手掛けたのは・・・

また、ラボ入り口に掛けられている「バンダイナムコ研究所」の表札。まるで映画のタイトルのような勢いのある筆文字で書かれています。実はこれ、黒澤明監督や山田洋次監督の映画のタイトル文字も手掛けた笹竹利行(ささたけ・としゆき)さんが担当!笹竹さんは知る人ぞ知る、"東宝のレジェンド"と呼ばれる方です。

「東宝スタジオのクリエイターの多様さと、歴史の長さを最も感じさせてくださった人の一人が笹竹さんです。書いていただいた時は身が引き締まる思いでしたね」と本山さん。

笹竹さんは書家ではなく、文書き(文字デザイン)のプロのため、複数の異なる書体をご自身で事前に見本として用意して。決まった書体で見本とおりの文字をそっくりそのまま書き写すことができます。確かに隣の見本と見比べても全く違いがわかりませんよね!
また看板では黒のペンキを使うので墨字のような勢いのある「かすれ筆」を再現することは大変難しいのですが、見事に再現されています!

 

 

活用の幅は無限大 バンダイナムコと東宝のコラボに注目ください!

現在ラボの活用は新型コロナウイルスの対策を徹底した中で行われています。研究員は、日々ここで新しいエンターテイメント体験をつくり出すべく、試作実験や研究を重ねています。本山さんは、今後はラボ内に留まらず、東宝スタジオの設備を使ったプロトタイプ制作にも意気込んでいるよう。

「例えば屋外でXRの実験をしたくても、許可が必要だったり、十分なスペースが無かったり、安全性が確保されなかったり、いろいろな問題が生じます。東宝スタジオを使えば、そうした問題をクリアできることもある。体験や表現の幅がグッと広がっていくと思います

最後に本山さんが手掛けている活動の一部をご紹介!
XRプロジェクト〜バンダイナムコ研究所東宝スタジオラボ
高い評価を得たCEDEC2020における東宝スタジオラボを使ったセッション「現実空間をレベルデザインする。建築・都市領域と共創することで『新しいアソビ体験を生み出す手法』とゲーム開発者の新たな役割について」

asobizaは、東宝スタジオラボのさまざまな取り組みを今後取り上げていく予定です。どうぞご期待ください!

 

(C) BANDAI NAMCO Research Inc.

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